オリジナルモザイク
十人十色、それぞれのモザイク
十人十色、それぞれのモザイク
モザイクの学び方、楽しみ方には色んな方法があるかと思います。
モザイコカンポの教室では、
まずはローマ遺跡から見つかったモザイクのレプリカを作ります。
その制作過程で基本的な技法を学び、
その後、ご自分の作りたいモザイク制作へ進んでいただいています。
それは憧れの遺跡のモザイクだったり、ずっと残る形にしたい思い出の景色だったり、
もう、千差万別、十人十色。
今日は特にオリジナルのデザインで作られた方々の作品をご紹介します。
アトリエ教室Uさんの、レストランの看板モザイク。
黄色系のズマルトと、ゴールドが主役で、白と赤茶の大理石がそれを支えています。
繊細な文字をしっかりと浮き立たせる石の流れ(アンダメント)がお見事。
こちら、アトリエ教室Nさんの作品。
庭を訪れた鳥を撮影し、写真からモザイクにされました。
枝にちょこんととまるメジロ。
様々な色のズマルトをミックスして、絶妙に鳥の可憐さ、清々しい空気感を表現されています。
ゴツゴツした枝は大理石。
あえて色んな形のテッセラにすることで木肌を感じさせていますね。
こちらは代々木教室とアトリエ教室のKさん。
大切な方へのプレゼントに、その方が好きなモチーフ、蝶をモザイクにされました。
蝶は全てズマルトで。黄色、青、赤、緑と様々な色が入っていますが、
色のトーンを合わせて全体がしっかりまとまっています。
大小様々なテッセラを駆使して模様をしっかり表現されていますね。色褪せない標本。
最後は代々木教室、Oさんの作品。
目に入るとホッと一息つけるようなモザイクを、キッチンに飾るために作られました。
黒大理石のコーヒーカップから立ち上るビアンコカッラーラの湯気、
コロンと転がるコーヒー豆たち。
丁寧な作業のおかげでモチーフも引き締まって、かっこいい作品になりました。
一つ一つのテッセラを割り、並べていく作業中は、不思議と頭の中が空っぽになります。
ハッと気づくと日が随分と傾いている事もしばしば。
確かに時間はかかりますが、その分、長く私たちの日々の生活を彩り、
共に時を重ねてくれるように思います。